交換留学選考に合格した学生へのインタビュー

交換留学選考に合格した筑波大の学生にインタビューしました

2024年の夏に香港科技大学へ交換留学にいく西田亮祐さんにインタビューしました。
西田さんは筑波大学情報学群の3年生で、昨年大学間交換留学プログラムに応募し、選考に合格しました。2024年の夏から香港科技大学へ渡る予定です。本取材では、交換留学プログラムの応募にあたっての準備に焦点を当てます。皆さんの参考になればと思います。

西田さん→N

Staff→S

S:西田さん、こんにちは。まず、交換留学の選考に合格されたこと、おめでとうございます。お忙しいなかで取材に応じてくださって、ありがとうございます。よかったら、簡単な自己紹介をいただくことから、始めさせていただきたいと思います。

N:こんにちは。3年の西田亮祐です。よろしくお願いいたします。
僕は現在、筑波大学情報学群で情報学を広く学んでおり、最近の実験では機械学習を利用し画像判別モデルを作成しました。3年後期から研究室に配属されるということもあり、僕自身まだ正式には研究する専攻を決めていないのですが、今は機械学習を利用した実験をしたいと考えています。

S:筑波大学のプログラムを通じて海外留学に行こうと思ったきっかけは何でしょうか。

N:私は2年生の頃ぐらいから海外の大学院に進学し、コンピュータサイエンスを学びたいと思っていました。そしてその頃から海外の大学について調べ始めて、その時に香港科技大学を知りました。また筑波大学が交換留学協定校であり、サマープログラムを通して海外大学での学び・研究経験ができると考え応募しました。

S:なるほど。ところで、なぜ香港科技大学に注目したのですか。一般的に留学といえば、多くの学生にとって欧米(とくにアメリカ)が主流ですが、あえて香港科技大学を検討した理由は何でしょうか。

N:もちろん最初は欧米の国を中心に調べていました。しかしアメリカ•イギリスは授業料を含めた費用が高く、他に良い国がないか探していたところ皆の記事を見つけました。コンピュータサイエンス領域だと、中国の米•英に劣らない研究力は私も知っており、香港では英語が公用語であり特に香港科技大のC S分野は世界においてもランキングが上位であったからです。そして留学生への奨学金援助も豊富で、香港科技大学を検討しました。

S:大まかに理解ができました。香港以外の国も一緒に検討なさったのですね。最後に香港科技大学を決めた一番大きな理由は何でしょうか。

N:先ほどでも少し言ったように、機械学習を利用した研究をしたく香港科技大のビックデータと機械学習のプログラムが非常に魅力的でした。大学の知名度・著名な教授達による指導・最新研究施設・優秀な学生が私が香港科技大学を決めた一番大きな理由です。

S:交換留学として香港科技大学に行こうと決めたあと、どのように準備を進めましたか。また、準備を始めてからプログラムの応募まで、大まかな流れを教えていただけませんか。

N:準備としては、志望動機をしっかり説得力のあるものにすることです。これがとても大事だと感じます。最初に協定校の推薦を受けるための選考を学内で行います。各校2人までだそうです。推薦を受けることになったら、次はオンラインで志望動機始め自分の経歴・専攻を香港科技大に提出します。そして合否が決まります。

S:香港はかつてイギリスの植民地だったため、教育制度がイギリスを参考に作られ、大学の授業の多くが英語で行われます。香港へ留学するには、英語力や試験の点数などが要求されましたか。

N:そうですね。僕が参加するこのプログラムは『I E L T S 6.0以上』が要件の一つでした。

S:なるほど。英語試験について少し心得を共有していただけませんか。

N:もともと僕も初め英語はあまり得意ではありませんでした。特に、スピーキングとライティングが苦手でした。ほとんどの日本人の学生もこの2つが難点なのではないでしょうか。スピーキングに関しては、とにかくしゃべってしゃべってしゃべりまくりました笑。特におすすめなのは、独り言です。間違っても何度でも言い直しが出来、何時間でも話すことができるからです。ライティングは、まずアカデミックライティングの書き方を習得しましょう。この書きスタイルは今後論文・レポート作成の時にも必ず必要になるので力を入れて勉強してください。あとはひたすら色んなトピックで回数をこなしましょう。このやり方で僕もI E L T S 6.5を取りました。

S:大体わかりました。準備とプログラムの応募について、ほかに特に心掛けたことがありますか。

N:あとは志望動機をしっかりした内容を書いたことぐらいです。英語要件・志望動機・自分の大学が協定校である事この3つを満たしていれば、選考に合格率はぐっと上がると思います。このことからも大学側が日本の学生を求めていることがわかりますね。

S:今回の留学のために、奨学金などを申請しましたか。

N:いいえ

S:交換留学は協定校の協力のもとでできているプログラムなので、筑波大学とともに香港科技大学のほうからも、何か協力をもらいましたか。

N:1番の良かった点は、協定校であることから筑波大学の支援室の方が、応募の仕方や書類作成などサポートしてくださり、とてもスムーズに選考を勝ち取ることができたことです。また、香港科技大学のほうからは色々な楽しそうなイベントが開催されるようです。香港名所めぐり、ウェルカムパーティー、ハイキングなどなど(笑)。それらがとても楽しみです(笑)。

S:今は5月末に近いところで、多くの大学では交換留学の学生募集が始まっています。交換留学の制度を活用して海外に行ってみようかと思う学生たちに、何かメッセージをいただければ嬉しいです。

N:少しでも海外の大学で学んでみたいと思う人にとって、交換留学は素晴らしい機会です。文化の違い、さまざまな国の学生との交流、英語で自分の専攻を学ぶこと、全てが新しく皆さんの価値観・考え方を変えます。考えすぎず、まずは自分の大学の学生課に話を聞きに行ってみてください!

S:ご丁寧にいろいろと教えてくださって、本当にありがとうございます。たいへん参考になりました。香港科技大学の留学が西田さんにとって良い経験になればと思います。日本へ戻り次第、よかったら、是非留学の体験をお聞かせください。

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私たちは日本人学生の香港科技大学留学を支援したい有志たちのグループです。

メンバーには香港科技大学留学中(とくに工学院)の日本人学生、香港科技大学の留学を修了したOB/OG、日本の国立大学で国際交流・留学サポートを担当している先輩がいます。

香港科技大学工学院(大学院工学研究科)の留学担当スタッフと連携して、
私たちの経験とともに給付型奨学金・コース・お勧めの先生・キャリアアップなどの情報をアップしています。
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