留学アドバイス – 大学を世界へのハブとして

こんにちは。#日本人学生香港留学支援 グループ リーダーのKenです。

先日学生から下記のような相談がありました。皆さんにも参考になるかと思うので、共有させていただきます。

1.#香港科技大学 を世界へのハブとして活用したいとは思うけど、具体的にどう考えればいい? ハブってどのように理解すればいい?

2.香港留学については今まであまり情報がなかったし、なかなか明確なイメージが持っていない。給付型奨学金のあるところはありがたいが、いきなり留学にいくと少々不安もある。どう検討すればいい?

以上は学生からよくあるご相談の内容ですが、まず1.の「ハブ」についてお話しましょう。

自分はかつて、大学に入るというのは、単に大きな学校に飛び込み、言葉や専門知識を学んで、その専門知識と学位を活かして就職すると考えていました。ところが、実際に大学に入ると、様々な国の方に出会うことができました。とくに自分が最初入学した香港の大学は、幸いにアジアTOPクラスの大学で海外の多くの大学と #学術協定 を結んでおり、海外の #名門大学(#Oxford や #Yale など)の学生も結構留学にきています。彼らと友達になると、自分の見ている世界がだいぶ広がりました。大学には海外学会参加や研修などのプログラムが多数あり、正規の学生である自分がもちろん参加できるので、大学の #経済的サポート をフル活用していろんな国にも行きました。最後に #留学プログラム を通じて日本にも留学ができました。自分の貯金ではどうしてもできないことなので、感謝しています。その経験で、なるほど大学ってこういうところなんだ、言葉や専門知識だけでなく、それを扉として世界に触れることができるんだ、と考えるようになり、やがて自分も #大学の価値 をもっと理解ができ、多くの学生にもこれを伝えたいと思って、日本の大学の国際交流関係の仕事を選びました。

振り返ると、大学がまるで #世界へのハブ のように思いました。とくに海外とのつながりの強い #TOPクラス の大学は、多数の大学・企業と連携し、経済的サポートがついている多様なプログラムも学生に提供しているので、まさにネットワークの豊かなハブです。世界をもっと見てみたい、多国の学生と友達になってみたい、自分の 国際的な #キャリアパス など未知の様々な可能性を探ってみたいと思う学生にとっては、国際的なネットワーク・海外プログラムの強いとの点が、留学先の検討に大事かもしれません。
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ちなみに、なぜ香港の大学が世界へのハブという機能を重視しかなり多くの資源を投入しているのか、少し仕事で見てきたことをシェアします。
約10年間大学の国際交流を担当しているなかで、おかげで様々な大学へ訪れることができました。比較してみると、優秀な大学こそ自分の位置づけについてかなり明確に認識し、自分なりの特色と優勢を強化することに資源投入しています。香港はかつてイギリスの植民地であって、イギリスを介して欧米系大学との強いコネクションを築いてきました。香港の返還に伴い、中国を介して中国の大学やアジアのTOPクラスの大学とも強いコネクションを作りました。このような背景をもつことから、世界主要国とのネットワーク作りに有利です。一方で、香港はかなり面積の小さい地域であるため、優秀な人材を集めたいところだが、大量の人が香港に定住すると社会が対応できなくなり問題にもなるかもしれないので、経由地のように「来て、出て」の方針をとっているようです。世界の優秀な人材がずっと香港に滞在というよりは、人材の流動性の強いハブを重視する点、大学もそっているように感じます。それはなかなか日本の大学と異なるところかと思います。
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次の投稿に2.の馴染みのない香港留学をどう検討すればいいについて、お話します。
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