Doctor留学 2020秋入学体験記

2020年香港科技大学秋入学体験記

コロナの影響によって、現在多くの学生は科技大留学に対して不安を抱えています。科技大には興味を持つが、大学は今大丈夫なのか、外国人留学生向けに今年の入学は通常とおりやっているのか、などのお問い合わせが来ています。

皆さんの参考になるかと思い、今年2020年秋入学した日本人学生に取材し、彼の経験をもとに本特集ページを作成しました。

神戸出身の学生Sさん、2020年9月よりComputer Science専攻の博士課程在籍。
主に下記の面から科技大のサポートについて聞きました。
・香港へ渡る前
・香港の空港に到着時
・隔離が必要な場合の諸手配
・大学キャンパスに入ってからの手配

香港渡航前：ビザの申請

香港への渡航前には，手数料を支払うことで大学にビザの申請を委託することができた．ネットで申し込んでから約3ヶ月後にビザが国際便で自宅に届いた．ビザの申請以外にも，香港への到着日時や自己隔離の期間の指定など，香港へ入境するために必要な大学への連絡は，全てオンラインでできた．

香港の空港に到着時

自己隔離のためのホテル手配・移動のサポート
私の場合，香港の空港に着いたのが夜の19時頃であった．その後，空港近くの施設へバスで移動し，COVID-19の検査を受けた．検査結果が出るまでに時間がかかるので，その日は近隣のホテルで１泊することになっていた．翌日の午後に検査結果が分かり，2週間自己隔離するために泊まるホテルへ移動した．自己隔離のためのホテルの手配は事前に大学が行なってくれており，そのホテルへの移動も大学のバスを利用することができた．

隔離が必要な場合の諸手配

生活用品の支給・デリバリーサービス
ホテルでの生活のために，大学から2週間分の水（ペットボトル）や掃除用品などが支給された．その他に必要なものがあれば大学のデリバリーサービスを利用でき，食品や日用品を購入することができた．ホテル滞在の10日目に２回目の検査サンプルを所定の医療機関へ提出するようになっていたが，郵送の手続きは大学が行なってくれた．