香港科技大学工学院のビジネスとテクノロジーを融合したプログラム(理転参考)

香港科技大学工学院のビジネスとテクノロジーを融合したプログラム

最近ビジネス専攻だった学生たちから多くの相談をいただきました。学部の時ビジネス系の専攻でしたが、キャリアアップのため工学系の学位を取りたいので、どのようなプログラムを選べば良いかとの内容でした。

通常、大学院の工学系のプログラムは理工系の学士号が要求されます。確かにビジネス専攻だった場合、なかなか要求を満たすことができなくて、大学院進学を機に理転することが難しいですね。

今回は理工系学士号が必須ではない工学系のプログラムを紹介します。情報収集には結構頑張りましたので、参考になれば嬉しいです。

基本的な作戦:ビジネススクールが有名な工科大から探す

まず作戦としては、いきなりテクノロジーが中心となるプログラムではなく、ビジネスとテクノロジーを融合した学際的なプログラムを探すことをお勧めします。

現在世界の有名な工科大学の多くがビジネススクールを持っていて、Business X Technologyのプログラムを提供しています。ビジネススクールの有名な工科大から探せば、良いプログラムが見つけやすいかもしれません。

私たちが留学をサポートしている香港科技大学は、そのEMBAコースがとても有名で、アジアNo.1のように高評価されています。工学院にはビジネススクールと一緒にやっている学際的なマスターコースがあります。

FinTechとEEMというビジネスとテクノロジーを融合したプログラム

Master of Science in Financial Technology (FinTech)

FinTechは科技大工学院の結構有名なプログラムで、入学条件には理工系学位が必須ではありません。本プログラムはSchool of Business and Management、School of Engineering(工学院)、School of Scienceの連携で用意されたプログラムで、IT技術、ブロックチェーン、データサイエンス、機械学習、ビジネスの意思決定分析などの内容から構成されています。

大学院進学を機に理転したい学生たちにとって良いニュースは、FinTechの学生の構成です。理工系以外の学部出身の学生が多いので、とくにビジネス専攻だった学生にとっては入りやすいではないかと思います。ただし、OB/OGから得た情報では、GREまたはGMATの成績が結構問われるようです。

コースの内容は下記の通りです。ご参考ください。

詳細↓
https://mscfintech.hkust.edu.hk/sites/default/files/HKUST_SBM_MScFinTech_Booklet_2021-22Intake.pdf

Master of Science in Engineering, Enterprise and Management (EEM)

もう一つ理工系学位が必須とされないプログラムはEEMです。EEMも工学院とビジネススクールが連携して提供するプログラムで、FinTechと比べるとビジネス系(とくにManagement)の内容が多めに見えます。入学条件には理工系学位が必須ではありません。FinTechほどGRE・GMATのスコアが重視されないそうです。

コースは下記の通りです。

詳細↓
https://seng.hkust.edu.hk/sites/default/files/2021-10/EEM_Catalog_20211008.pdf

以上、ビジネス系学生にとって理転ができやすいプログラムを紹介しました。ビジネスの学位だけでは足りなく工学系の学位が欲しい、あるいはテクノロジーをもっと学びたいなら、是非上記のコースについて詳しくお調べください。

本グループも、さらに情報を入手次第、サイトやSNSでシェアします。

About us

私たちは日本人学生の香港科技大学留学を支援したい有志たちのグループです。メンバーには香港科技大学留学中(とくに工学院)の日本人学生、香港科技大学の留学を修了したOB/OG、日本の国立大学で国際交流・留学サポートを担当している先輩がいます。
私たちの経験とともに、給付型奨学金・コース・コロナの対応などの情報をまとめてアップしています。
↓香港科技大学工学院日本人留学特別支援サイト
https://hkustengineeringjp.org/

科技大在学中の学生やOB/OGとの交流ができるように、定期的にZoom留学交流会を開催します。詳細は本サイトのブログとともに、SNSのほうも発信します。最新情報がご希望の場合、遠慮なく私たちのSNSにもフォローしてください。
https://hkustengineeringjp.org/hkust-seng-follow-us/